「エレフォト」とのやりとり

 旧ツァイス・イエナ製品を取り扱っている輸入販売会社のエレフォト株式会社への問い合わせの経過です。次第に変わっていく対応が興味深いところです。最後には爆弾をいただいてしまいました。

 *エレフォト株式会社のS氏には、メールの掲載を快く承諾されましたことを感謝いたします。

当方からの問い合わせ

先方からの返答

備 考

<2000年12月10日>

拝啓

御社ホームページを拝見しました。

ツァイス・イエナ製の双眼鏡に興味があります。
たしかまだお取り扱い中と思いますが、いかがでしょうか?
カタログなどがありましたら、お送りいただけませんでしょうか?

送付先の住所、氏名は下記の通りです。

氏名:XX
住所:〒xxx-xxxx XX市x区xxx
電話:Tel. xxx-xxx-xxxx

<2000年12月10日>

明日郵送いたします・

 カタログはすぐに郵送してくれると書いてありましたが・・・。

<2001年1月7日>

エレフォト御中

下記のようなメールを受け取ってからずいぶんたちますが、カタログは届いておりません。

郵便事故でしょうか?

<2001年1月8日>

依頼ありました、資料明日宅急便にてお送りいたします。
遅れて申し訳ありませんでした。

 郵便でしたが、とにかくカタログが届いた・・・。

<2001年1月9日>

エレフォト S 様

カタログ発送の件、了解しました。お手数をかけまして、恐縮です。
到着を心待ちにしたいと思います。

ところで、イエナの双眼鏡は以前は代理店からの販売のみでしたが、直販も行うようになったのでしょうか?

カタログ・価格表が届く前で恐縮ですが、直販の場合、定価からの割り引きも可能でしょうか?

<2001年1月10日>

現在イエナ双眼鏡は生産していませんが、当社では一部在庫を所有しており、販売も行っております。
直販は以前より行っておりますが、割引率は15−20%くらい可能です。ただし、商品にもよります。
イエナより現在引き継ぎDOCTERブランドに移行しております。


以上

 どうやら、割引してくれるらしい・・・。

<2001年1月12日>

エレフォト S 様

本日、旧イエナ製品のカタログが届きました。
迅速なご処理にて、ありがとうございました。

旧イエナ製の双眼鏡、8x50Bや10x50Bの在庫はありますでしょうか?
もしあれば、販売価格をお知らせ下さい。

<2001年1月17日>

ご返事遅くなり申し訳ありません。
お問い合せの商品ですが、10x50bなら在庫あります。金額165,000円の処、140,000円となります。

宜しくお願い致します。

エレフォト(株)

 値引きは約15%でした。

*後から調べると、旧アトムへの卸価格は55%でした。

<2001年1月17日>

エレフォト株式会社 S 様

ご返答賜りましてありがとうございました。

ところで、ほぼ同じ品質思われますDocter 10x50 B/GAは下記の引用のように、US$609.95で販売されていますが、内外価格差でしょうか?

以前、東京のアトム(すでに倒産)に問い合わせたときには、御社からのファックスが紛れ込んでおり、卸価格は6割でしたね。

Docter
DR850PP DOCTER 8X50 B/GA PORRO PRISM #50732 $549.95
Docter
DR1050PP DOCTER 10X50 B/GA PORRO PRISM #50752 $609.95
Docter
DR1560PP DOCTER 15X60 B/GA PORRO PRISM #50772 $729.95

<2001年1月24日>

1月17日付けメール拝見いたしました。
価格差は単なる価格のみではありません。
保証等当社の諸経費を販売では見なければ営業はできません。
当社では一切貴方の価格では販売できません。
この価格ですと、最低卸価格があり、卸の場合
貴方にて6,000,000−10,000,000円年間に買い付けしなければなりません。
ただし現金払いの条件になります。
商売は単なる卸価格はすべて条件を満たした上で
価格が決定されます。いかがですか。

当社販売価格は一切値引きできません。

一方アメリカやヨーロッパにて直接買い付けをした方がよいと思います。さらに安い価格にて手に入るかもしれません。
アメリカの通信販売会社にての購入をお勧めいたします。


以上

 アメリカのカメラ店のサイトから価格を引用すると、一転して値引きできないといわれてしまいました。

 それではと、欧米での買い付けを勧められました。

<2001年1月24日>

株式会社エレフォト S 様

ご多用中にもかかわらず、下記のようなご返信をいただき、ありがとうございました。
たいへん、示唆に富んだ内容で痛み入ります。

つきましては、御社と当方との一連のやりとりを拙ホームページに掲載いたしたく、この段、ご了承願います。
たいへん興味深い内容で、全国の双眼鏡ファンの参考になると愚考いたしました故です。

以上

<2001年1月24日>

御返事ありがとうございます。
どうぞ批評等をお知らせください。
当社にとってご参考になります。

以上

 メールの開示に快諾いただいたのだが・・・。

<2001年1月24日>

*上記メールと前後して、添付ファイルのみ送付される

 DOCファイルのようだったので、うっかり開いたところ、まさか、爆弾だったとは・・・!

<2001年1月25日>

添付ファイル付きのメールをいただきましたが、
読めませんでした。

Sorry_about_yesterday.DOC.pifなる名称でした。

再度、お送りいただけると幸いです。

<2001年1月26日>

これは、当社のメールではありません。
おそらく、ウイルスではないか。確認ください。

 同時に同じ発信人から送られてきたのだが・・・。

 添付されたファイルは、なんとコンピューターウイルスでした。WIN95.MTXという名称で、主にメールソフトに寄生するほか、他のアプリケーションにも被害を与えました。

 結局、Norton Anti Virusを買ってきて駆除しましたが、メーラーソフトはダウンしたままです。違うソフトをインストールしてメール環境が再会しました。しかし、試行錯誤もあって、1週間はメールが使えない状況に陥りました。

 お気に召さないことは理解できますが、まさかウイルスを送っていただけるとは、思いもよらぬことでした。皆さまもウイルスにはお気をつけ下さい。