ウッドカヌーの修理


ウッドカヌー修理
千歳川を下り最後の小さい滝(?)を調子に乗って突っ切った。 その瞬間、カヌーに衝撃が加わった。
ポリのカヌーと違い、ウッドカヌーはかわいそうなことに。 せっかく手に入れたウッドカヌー。修理をすることにした。
今回は全体に塗られている塗料を全てはがし、割れているを取り去り、本体の補修を 行うことにした。
このカヌーをもらったときにはすでに塗装されていたのだが、訳のわからん塗料で、 おそらく水性塗料ではないだろうか。
爪を立てるだけで傷が付きます。それが黒ずんで汚いのです。
#80の荒いサンドペーパーで削ってもきりがない。
この際、サンダーにカップワイヤーで軽く当てながら削ることにした。
これでも塗装と割れたり痛んでいるFRPを落とすのに6時間ほどかかりました。
勢いで作業をし、ふと周りを見ると車庫の中は粉塵で真っ白けに。
これを掃除するのが大変でした。次回はちゃんと養生しないと。
それにFRPって粉になるとかなりにおうことがわかりました。
やっと掃除が終わり、一皮剥けたカヌーを濡れぞうきんで綺麗にしてみると、 なんともいえなく美しい。
しばらく見とれてしまいました。
まず、割れてしまったところを切り取りました。
一応、表面だけみたいだったのでカッターナイフで平らになるよう切り取りました。
切り取った部分に補修用の木片をあわせ、エポキシで接着しました。
エポキシがかわいたのでサンドペーパーで整形しました。
なんか周りと様子が変わってしまい、目立つようになってしまいました。
手をぬかず、手間をかけてもちゃんとすればよかったと後悔しましたが、
また壊れたときにちゃんとやろうと誓い、このまま進めます。
今回、手に入れたのはSYSTEM THREEエポキシ。
結構傷んでいるのでファイバークロスを2枚重ねることにしました。
また無茶をするでしょうから見た目より丈夫さを優先です。
1回目のファイバーグラッシング。
ピッカピカですが、カップワイヤーで削ったのが目立ってしまいました。
これも次回、壊れて修理するときに何とかしましょう。今回はこのまま。
ファイバークロスの段差をサンディングで目立たないようにしているところ。
オービタルサンダーに#80の荒いサンドペーパーで荒削りし仕上げていきます。
全体をサンディングした後の様子。
ちなみにサンディング後の削りかす。
2度目のエポキシ塗布が終わり、乾燥した後の様子。
なかなか綺麗になったんでないでしょうか?
シートの位置がやや高いのが気になっていたので、ついでに5cmほど
下げることにしました。
現在は前後とも32cm。
まっ、こんなかんじになりました。
いやーへたですねぇ。
でもとりあえず乗れるようにはなりました。
もう7月ですが、とりあえずシーズンには間に合いました。

初めての手探りで始めたウッドカヌーの修理ですが、なんとか仕上がりました。
失敗もしましたが、いい勉強になりました。
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