はじめに
先日、リフレッシュ休暇を利用してSan Diego(サンディエゴ)を訪れました。サンディエゴは米国西海岸の最南端に位置した港町で、カリフォルニアではロサンゼルスに次ぐ大都市です。シアトル経由で着いたサンディエゴ空港でレンタカー(今回もAVISでした)を借りて、市内や近郊のJoshua
Tree国立公園、お隣のメキシコのTijuana(ティファナ)などを堪能してきました。その内の興味深いお店を紹介しましょう。
●Goodwin Photo Inc.
サンディエゴへ来た目的の一つがGoodwin Photo Inc.という中古カメラ店を訪れることでした。同店とは数回の取引があり、店主のAmy
Goodwin氏とはメールのやりとりをしていました。
【場所】
サンディエゴの西部に位置するHancock Streetにありますが、メールではSports
Arenaの側とのことでした。I-8 WestをSports Areana出口で降りると交差点になっていて、すぐ右にHancock
St.があり、お店はこの通りに面しています。
写真-1 Goodwin Photo正面
実は前日も来たのですが、閉店時間を5分ほど遅れて到着しましたら、見事に閉まっていました。この日はお昼過ぎだったのでドアは開いており、期待して中に入ってみました。中には若いひげ面の店員(Daniel)がおり、Amyに会いたいと言うと、カウンターの奥でノートパソコンになにやら入力している若おばさんを紹介してくれました。顔も上げずに、「私がAmyだけど何か用か?」というので、日本から来たSatoshiだというと、笑顔になって立ち上がり握手を求めてきました。「あなたが今の季節はとっても暑いといっていた、Joshua
Tree国立公園に行ったので、すっかり日に焼けた」というと、笑われてしまいました。
写真-2 入り口付近(奥は新人店員のDaniel)
Daniel, the freshman
写真-3 奥のカウンター
at the counter
とりあえずはショーケースを見せてもらうことにしました。目に付いたのがベセラートプコン・スーパーD、58/1.4付きでした。表示価格の10
%オフとのことで、少し考えて「また今度買うことにしよう」と答えたところ、それなら20
%オフではどうかというので、それならOKと仕入れた次第です。ついでにトプコン用のヘリコイド接写リングと中間リングも買い込みました。戦前のカール・ツァイスの6x24双眼鏡も70ドルくらいであったのですが、見せてもらうと光軸が一致してないので、修理費を考えると合わないのでやめにしました。
支払いにあたり、外国人でも州税10 %を払う必要があるのかと聞くと、そうだと言われました。海外発送すればそのくらいかかるでしょうというので、納得しがたいものの一応支払ってきました。
写真-4 ショーケース(宝の山?)
Showcase, treasure mountain?
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カードで精算をしていると、奥の部屋も見ないかというので入ると、部品類の倉庫でした。無数の乾板用の撮り枠やフィルター、引き伸ばし機などがほこりをかぶっていました。特に欲しいものがなかったので、早々に引き上げました。
写真-5 倉庫にて(大量の撮り枠類)
at the warehouse, many plate holders!
写真-6 倉庫にて(引き伸ばし機やガラクタ類?)
at the warehouse, teasure or junks?
店内の様子は写真の通りで、かなり雑然としています。価格は中古カメラブームの続く日本の店よりも2-3割は安いのが魅力的です。私がいる間に二人の客が来ましたが、その内の一人はヤシカ・エレクトロ35を持ち込んで相談していました。どうやら電池切れですが、水銀電池ケースが腐食しているようで、Amyが手早く清掃して電池を入れると息を吹き返しました。面白いのは、コインで開ける電池ケースのキャップを開ける専用の道具があったことで、Amyのお父さんが自作したものらしい。
写真-7 Amyとカメラを持参したお客
Amy Goodwin and her customer
それやこれやで短い時間でしたが、中古カメラ店を楽しむことができました。
写真-8 今回の収穫
(Beseler Topcon Super D, RE Topcor 58/1.4)
メキシコは隣国 ティファナへ |